上高地でミニハイキングを楽しもう!モデルコースやアクセス・宿をまとめて紹介します!

上高地はどんな場所?

日本を代表する山岳景勝地「上高地」は、長野県松本市に位置します。観光客や登山客が絶景を求めて上高地を訪れます。

上高地では、散策を楽しんだり登山に挑戦したり、宿に泊まって星空を楽しんだりと、大自然をさまざまなスタイルで楽しむことができます。

上高地エリアには、例年4月〜11月15日の間入ることができます。上高地に入れる時期は、上高地公園線の開通時期によって異なるので、事前に公式サイトをチェックしておくと良いでしょう。

上高地おすすめスポット

上高地では、雄大な山々・美しい池や湿原、川の清流などの絶景スポットが存在します。訪れる時間帯や天気によって表情がガラリと変わります。

まずは、はじめて上高地を訪れる方に訪れてほしいスポットやおすすめのコースを紹介しましょう。

河童橋

「河童橋」は、上高地のシンボルともいわれています。橋の上からは穂高連邦や梓川、焼岳を望める絶景ポイントです。

橋の周辺には、レストランやホテル、土産物店が並んでいて多くの観光客で賑わっています。また上高地バスターミナルも近くにあります。

穂高連邦

上高地のあらゆる場所から望める雄大な山稜が「穂高連邦」です。北アルプスの最高峰でもある奥穂高岳、前穂高岳、北穂高岳、西穂高岳など、日本を代表数穂高連峰は、アルピニストの憧れでもあります。

また、奥穂高岳は、日本百名山・新日本百名山に、西穂高岳は花の百名山に選定されています。上高地から見上げる穂高連邦は、威厳と風格が漂う名峰です。

田代湿原

大正池から15分ほど歩いて行くと突然視界が開け田代湿原が見えてきます。八右衛門沢などからの土砂によって流れが堰き止められて出来た浅い池です。

田代池の四季はとても美しく、夏にはイチョウバイカモやニッコウキスゲ、5月の新緑や10月の黄葉、晩秋には霧氷など、春夏秋冬の景色が楽しめます。

明神池

穂高神社の奥宮にある明神池は、一乃池と二乃池の大小2つからなる池です。遊歩道脇には三乃池もあります。

明神一帯は、穂高神社奥宮の領域で、パワースポットとしても知られています。植物や野鳥の種類も多く、ゆっくりと散策を楽しむことができます。

上高地のおすすめコース

はじめての上高地観光には1時間〜2時間ほどのコースがおすすめです。普段着で無理せずに上高地の散策を楽しめます。はじめての上高地観光におすすめのコースを紹介します。

大正池〜河童橋コース(1時間程度)

大正池バス停⇨「大正池」⇨田代湿原「大正池」⇨「田代橋」⇨「河童橋」

はじめて上高地観光をする方におすすめのコース。
大正池バス停でバスを降り、梓川の遊歩道を河童橋に向かって歩いて行くコースです。
前方に穂高連峰の山岳美を眺めながら散策できます。

河童橋〜明神池コース(2時間程度)

上高地バスターミナル⇨「河童橋」⇨梓川(右岸)⇨「岳沢湿原」⇨「明神池」⇨梓川(左岸)⇨上高地バスターミナル

上高地バスターミナルから徒歩5分「河童橋」から梓川の右岸を通って明神池に行くコース。
明神池までは徒歩のみなので、もう少し歩きたい人におすすめのコースです。

上高地の楽しみ方は?

上高地は、自由に散策するのはもちろんんこと、ほかにもいろいろな楽しみ方があります。散策以外にどんな楽しみ方があるのか見てみましょう。

ガイドと上高地を歩いてみる

ガイドブック片手に、遊歩道を散策するのも上高地の楽しむひとつですが、プロガイドと一緒に話を聞きながら歩いてみると、上高地散策の楽しさが倍増します。

上高地のガイドコースは、人気コースが満載です。ガイドコースの体験する場合は、早めの予約が必要です。上高地をもっと深く知りたい方は、ガイドコースでプロガイドと一緒に歩いてみてはいかがですか?

キャンプを楽しむ

絶景を眺めながら楽しめるキャンプ場があります。穂高連邦を前方に眺められるロケーション。バスターミナルから10分とアクセスも良く、キャンプ用品のレンタルなど設備が整っています。

初心者におすすめなのは「小梨平キャンプ場」です。テントサイトは12エリア。梓川畔の眺めが良い場所、炊飯棟に近い場所など、好みよって様々な場所でキャンプができます。

他にも「徳沢キャンプ場」「横尾野営場」など3つのキャンプ場でキャンプが楽しめます。

外来入浴でさっぱりしよう

散策で汗をかいたら「外来入浴」で温泉に浸かるのもおすすめです。【上高地温泉ホテル】【上高地ルミエスタスホテル】の2ヶ所では、天然温泉が楽しめます。

ほかにも、外来入浴ができる場所があります。どんな温泉があるのか確認してみてはいかがですか?

上高地に行くときの服装は?

上高地を訪れるのはいいけど、服装はどうすればいいんだろう?と私も悩みました。訪れた日が11月だったので厚着をして行ったら、天気が良くて暑かったことを覚えています。

標高1,500mに位置する上高地。山に囲まれているので天気の急変が多く、寒暖差も激しいです。通年を通して、動きやすい服・歩きやすい靴がベスト。ケガの原因にもなるヒールやサンダルは避けましょう。

上高地を楽しむために必要なアイテム

羽織るもの
 気温差が激しいため、脱ぎ着しやすい羽織物を準備しましょう。暑くなったら小さく畳めてリュックに入れられるタイプ(薄くて軽い)がおすすめです。

雨具
 折り畳み傘は必須です。理想として上下分かれているカッパやポンチョがあると良いでしょう。

帽子
 標高が高い上高地は、紫外線がとても強いです。日差しを避けるために帽子は必須です。

水筒
 歩く場所が多いので、こまめに水分を補給しましょう。

上高地までのアクセス方法は?

都内から上高地に訪れる場合の交通手段として「車」「電車」「直行バス」の3種類があります。

上高地は「通年マイカー規制」をしているため、上高地エリアに車で入ることができません。沢渡(さわんど)駐車場に駐車し、そこからバスまたはタクシーに乗り換える必要があります。

公共交通機関で行く

都心から公共交通機関を利用する場合、新宿発の特急あずさ、高速バスを利用して松本市へ行き、電車やバスを乗り継いで上高地に向かう方法があります。

JR松本駅から新島々駅(上高地の玄関駅)を結ぶ上高地線は、本数が限られています。季節によってダイヤが変わります。乗り継ぎの時間を考えながら、事前に計画を立てておくと良いでしょう。

直行バスで行く

新宿から東京からは、都心と上高地を結ぶ直行バスが出ています。本数は少ないですが、乗り換えをせずに上高地バスターミナルへ連れて行ってくれます。

乗り換えが面倒だったり、大きな荷物がある場合はバス利用がおすすめです。利用する場合は事前に予約をしておきましょう。

上高地の宿泊はどうすればいい?

上高地エリアには、ホテル・旅館・山荘・ロッジなど、様々な宿泊スタイルを選べます。せっかく上高地に来たら、お気に入りの宿を探してみませんか?

五千尺ホテル上高地

五千尺ホテル上高地は、河童橋のたもとにあります。「五千尺」の意味は、標高1,500mに由来します。

玄関前には「上高地コンシェルジュ」の腕章をつけたスタッフがいて、観光や散策ルートを案内してくれます。アットホームなサービスがリピーターを呼ぶ人気のホテルです。

上高地帝国ホテル

上高地帝国ホテルは、日本初の山岳リゾートホテルです。帝国ホテル前でバスを降り、緩やかなスロープを下っていくと赤い三角屋根が見えます。

上高地帝国ホテルは、昭和8年(1933年)開業。開業以来変わらないおもてなしの心で宿泊者を迎えてくれます。

上高地ルミエスタホテル

上高地ルミエスタホテルは、ウエストン園地にあります。大自然の中でゆったりと静かに過ごしたい方におすすめのリゾートホテルです。

洋画家・詩人の高村光太郎と智恵子夫妻が滞在していた宿としても有名。源泉かけ流し温泉とパノラマビューが自慢のホテルです。

上高地ではルール・マナーを守ろう

上高地では、守らなければいけない5つのルールがあります。上高地の美しい自然を守るためにも、ルールやマナーを守りましょう。

  • 採らない!(植物や昆虫などの生き物を採らないようにしましょう。)
  • 与えない!(野生動物にエサを与えないようにしましょう。)
  • 捨てない!(ゴミはすべて持ち帰りましょう。)
  • 持ち込まない!(ペットや外来生物を持ち込まないようにしましょう。)
  • 踏み込まない!(歩道を外れて歩かないようにしましょう。)

「クラブツーリズム」のツアーもおすすめ!

クラブツーリズムでは、「特急あずさで行く上高地5時間滞在ツアー」を募集しています。家族や夫婦の旅行、一人参加も可能な旅です。

自分で計画を立てて旅をするのも良いですが、計画を立てるのが苦手な人には、こうしたクラブツーリズムのバスツアーがおすすめです。添乗員が同行するので、安心して上高地の旅を楽しむことができます。

ルール・マナーを守って上高地を楽しもう!

上高地を訪れる時には、歩きやすい靴と動きやすい服装で、標高が高いので羽織るものや、雨具なども準備しておきましょう。

また、上記のルール以外にも「トイレでチップを払う」などの上高地ならではのマナーもあります。ルール・マナーを守って、上高地の大自然を堪能してみてはいかがですか?